視聴率欲しさ…貴乃花親方“擁護”に走る大手メディアの愚

公開日: 更新日:

 加害者である元横綱はどこへやら、すっかり「貴乃花親方VS相撲協会」の様相が定着した日馬富士暴行事件。テレビや新聞は連日、このニュースを扱っているが、そこで目立つのが貴乃花親方(45=元横綱)サイドに偏った報道だ。

 最近では、元相撲協会外部理事の宗像紀夫氏が某紙に登場。記事中で宗像氏は貴乃花親方の今回の一連の行動に理解を示しながら、協会の動きについては「『情報操作、世論操作の側面がある』と言われても仕方ないだろう」と語っていた。

 宗像氏はかつて相撲協会を解雇された「裏金顧問」をかばった人物だ。「裏金顧問」はパチンコ業者との契約交渉中、代理店関係者から500万円を受け取り、バッグにしまう動画が流出。当時、協会の危機管理委員長でもあった宗像氏はその際、「カネは返したから問題ない」という理屈で、顧問の処分を見送った。顧問が動画内で「絶対、これ(裏金)、バレへんようにしてくれる? 北の湖に……。(バレると)中止せなアカンようになる」と話しているにもかかわらず、だ。

 宗像氏は先の記事中では体制派でも貴乃花派でもない「中立」を主張しているが、2016年度の理事選で協会執行部と対立し、週刊誌でも現体制を批判していた。少なくとも「中立」ではない印象があり、こっちはこっちで「情報操作」ではないかという気もするのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!