“居眠り”指摘の声も 貴乃花親方が理事会でさらした醜態
居眠りが疑惑か真実かはともあれ、貴乃花親方が心ここにあらずだったことは疑いようがない。
貴乃花親方は「大義」や「改革」といった言葉を好む。支援者に宛てたメールには「角道を取り戻すことのみ、私の大義であり大道であります」などとつづっているという。
しかし、いくら大層な言葉を並べたところで、本当に中身はあるのかとクビをかしげたくもなる。少なくとも協会の今後を左右する理事会でボンヤリしながら、「角道を取り戻す」も何もないだろう。まして、この日は弟子の貴ノ岩の救済策も議題に上った。それすらも関心がないというのであれば、親方としての資質そのものまで疑いたくもなるのだ。
貴乃花親方の処分は28日の理事会で決まる。危機管理委員会はそれまでに貴乃花親方を聴取。責任の有無を含め、理事会で処分を下すことになった。
■強硬姿勢から一変、保身を図った?
今回の事件がここまで長期化、大問題に発展した最大の原因は、貴乃花親方の協会に対する協力拒否の姿勢にある。