“居眠り”指摘の声も 貴乃花親方が理事会でさらした醜態
先月30日の理事会で貴乃花親方は警察の捜査終了後に協力すると確約。理事会では今回の暴行事件に関して理事、監事、協会員、職員が結束して協力していくことも全会一致で決まった。なのに貴乃花親方はくだんの理事会から18日まで、貴ノ岩に対する聴取要請を2度拒否している。
これまで協会からの電話には出ず、連絡は電話でなく書面でと注文。危機管理部長の鏡山親方が貴乃花部屋まで書面を持参すると、今度はファクスでと言い出した。揚げ句に居留守まで使って、接触すら拒否した。
今回はあくまでも刑事事件。第三者による公平な裁きが必要だから、警察の捜査が終わるまでは協力できないというのが貴乃花親方の言い分だといわれる。しかし、警察に被害届を出した時点で公正な裁きを受ける保証はされているわけだし、協会も警察の捜査を優先するスタンスを崩さなかった。危機管理委員会が指摘するように、遅くとも被害届を提出後、速やかに協会へ報告する義務があったと言わざるを得ない。
まして貴乃花親方は協会理事で、巡業部長の要職に就いている。「弟子を守る」親方であると同時に、協会から月に150万円以上の給料をもらっている協会員だ。協会員である以上、事件に関して協力するという約束事は守るべきだ。