パレスチナに辛勝の日本代表 六川則夫氏は“2歳の差”実感
【六川則夫 現地フォト&レポート】
中国・江陰で9日に開幕したU23アジア選手権は、五輪代表を率いる森保一監督(49)にとって初の公式大会参戦である。初戦の相手はパレスチナ。試合開始時の気温は3度だったが、風が冷たいので寒いを通り越して「痛い」レベルだ。
20年東京五輪を見据えて21歳以下で構成された日本代表は、23歳以下のパレスチナにペースを握られる時間帯も長く、カメラを構えながら「2歳差のフィジカルの違い」を実感させられた。
試合を決めたのは、3バックの左に入ったMF板倉滉(20=仙台)だ。前半20分、MF井上潮音(20=東京V)とのワンツーで抜け出し、ゴール左に決勝ゴールを叩き込んだ。後半18分に登場したFW田川亨介(18=鳥栖)はJリーグ1年目に4得点を挙げ、国際大会でも存在感を見せつけたのが印象的だった。これから13日のタイ戦、16日の北朝鮮戦と厳しい戦いが続く。
若き五輪戦士たちの「成長」をしっかり見届けたいと思う。