マイナーでも米国に固執 消えたイチロー日本球界復帰の目

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 加えて今年は、FA市場の動きが例年以上にのんびりしている。例年ならエース級の先発から売れていくのに、ダルビッシュ有(31=ドジャースからFA)やアリエッタ(31=カブスからFA)といった各球団のエースクラスの去就すらまだ決まらないほど。いまや「4、5人目の外野手」か「代打守備要員」のイチローがこの時期、売れるはずがない。西海岸のさる代理人関係者がこう言った。

「3年前の買い手がマーリンズだけ。そのマーリンズも再契約を見送ったことを考えれば、イチローとメジャー契約を結ぼうと考える球団はないかもしれません。最終的にマイナー契約の招待選手としてメジャーのスプリングトレーニングに参加、よければ開幕25人のロースターに残れるスプリット契約が現実的ではないか。たとえスプリット契約だとしても、現時点でのイチローの中の優先順位は日本球界復帰より上だと聞きましたから」

 オリックスへの思い入れは薄れた上、たとえマイナー契約スタートになっても米球界に固執したい。

 となると今季もイチローのプレーは日本で見られそうもない。

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