マイナーでも米国に固執 消えたイチロー日本球界復帰の目
きっかけは16日(日本時間17日)、メジャーリーグの公式ホームページが日本球界復帰の可能性を報じたことだった。
このオフ、マーリンズからFAになったイチロー(44)に関して、代理人のジョン・ボッグス氏が、メジャー球団からのオファーがないことを前提に日本球界復帰の可能性を示唆。すると、出るわ、出るわ、「オリックスが獲得に名乗り」「中日がオファー」と、せきを切ったように日本のスポーツマスコミが騒ぎだしたのだ。
イチローは昨年12月に自ら主催する故郷・愛知県豊山町の少年野球大会の閉会式に出席。子供から質問され「ペットショップで売れ残った大きな犬みたいな感じ」と自虐的に話しながら、日本球界復帰について「可能性という言葉を使えば、いろいろなことがある。ゼロではない限り、可能性はあるということになるけど……」と苦笑した。そんな“伏線”もあって日本球界復帰報道が噴出したようなのだ。
「戻るならオリックスでしょう。宮内オーナーとはオフに毎年のように食事もしています。けれども、実際問題、戻る可能性は限りなくゼロに近いと思う」と、さるオリックスOBがこう続ける。