練習試合で6盗塁 ヤクルト掲げる「機動力改革」がついに

公開日: 更新日:

 15日、韓国ハンファと今キャンプ初の対外試合を行った。

 試合そのものは5―5と引き分けに終わったものの、目立ったのが野手陣の「足」だ。遊撃のポジションを狙う広岡が2盗塁、控え外野手の上田も3盗塁するなど、計6盗塁。他の選手も出塁時は大きくリードを取るなど、機動力を前面に押し出した。

「攻撃に関してはいいところがあった。機動力など、練習で意識していたことが出た。走塁を絡めて1点の積み重ねということは、宮本(ヘッドコーチ=写真右)とも話している」とは、試合後の小川監督(同左)だ。ヤクルトは昨季から首脳陣が一新。中でも走塁は課題のひとつであり、昨季まで広島の機動力部門を担っていた河田外野守備走塁コーチも、「先の塁を狙う姿を見せてほしい」と話している。

 もっとも、首脳陣交代による方針転換は若手、ベテラン、レギュラー、控えに関係なく、選手全員に浸透してこそ。改革はまだ始まったばかりだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…