カーリング女子初4強 躍進の裏に元エースの献身的な支え
カーリング女子日本代表が初の4強入りを果たした。
日本代表のロコ・ソラーレ(LS)北見は21日、スイスに敗れて5勝4敗で1次リーグを終えた。1次リーグ突破の可能性を残していた4勝4敗の米国がスウェーデンに敗れたため、日本の準決勝進出が決まった。
敵失もあって勝ち上がりを決めただけに、スキップの藤沢五月(26)は「予選でこれだけ負けても準決勝に進めるのは悔しい気持ちもありますが、このままでは終わらせないぞという気持ちで次に臨みたい」と複雑な表情を見せた。
LS北見は2010年に、かつてアイドル並みの人気を誇った本橋麻里(31)が中心となって結成。
マスコミは「マリリン(本橋の愛称)のチーム」として、こぞって取り上げた。よくも悪くも本橋主体のチームだったが、本橋が出産を経て復帰した16年以降は立場が一変した。
現在も主将を務めているものの、スキップの座は藤沢に譲り、チームの裏方に徹している。
16年の世界選手権(カナダ)では献身的にサポートし、日本勢初の銀メダル獲得の一翼を担った。