ついに岡本が覚醒も…巨人・由伸監督“苦渋決断”の裏事情

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 巨人岡本和真(21)が覚醒した。すでに自己最多となるオープン戦3本塁打。15日のソフトバンク戦は4打数1安打で、開幕スタメンの座を手繰り寄せようとしている。

 ただ、ポジションが定まらない。14日は「三塁」、15日は「一塁」で出場。今月上旬、村田ヘッド兼バッテリーコーチに聞いた際は、「岡本は一塁。三塁はマギーやし。一塁で阿部と競争? そうなるわな」と明言していた。それなのに、ここにきてコロコロ替わっている。

 高橋由伸監督(42)は「岡本は打ってくれればポジションはこちらで考える」と繰り返している。昨季は左翼で開幕スタメンを勝ち取ったものの、オフは三塁に復帰。それが、春のキャンプでは早々に一塁へ回り、専属のようになっていた。三塁の守備力が問題視されながら、またもその三塁を試すのはなぜか。

「岡本を使う場合、一塁なら昨季4番の阿部、三塁なら打率リーグ2位のマギーのどちらかがベンチを温めることになる。当初、首脳陣は、坂本、ゲレーロ、マギーの3人はレギュラー当確としていたが、開幕からいきなり精神的支柱の阿部は外しにくい。一方でマギーはオープン戦1割台(・185)と状態が上がってこない。高橋監督はマギーを外すことを視野に入れ始めたともっぱらです。ただ、昨年のオープン戦も打率・148でワースト2位も、シーズンは・315も打った。オープン戦は良くないことは分かっているだけに、外すなら断腸の思いでしょう」(チーム関係者)

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