名伯楽揃いでも…ヤクルトの課題は選手の「消化能力」

公開日: 更新日:

 ただし、求めるレベルはもっと高い。荒木が三塁に進んだ際、その場にとどまった一塁走者の藤井には苦言を呈した。

「後ろのランナーも(前の走者に)ついていけるようにならないと」

 同じく広島から移籍してきた石井打撃コーチも「みんな一生懸命やる。あとは能力とセンスの問題かな」と冗談めかして笑いながらも、チーム改革はまだ道半ば、という雰囲気である。

 若手選手のひとりに聞くと、こう言った。

「(河田、石井両コーチのアドバイスは)すべてが正しいことだと分かるので、なんでもハイ! と言って聞いてしまう。全部を取り入れようとしたら、頭がグチャグチャになってワケが分からなくなってしまうので、そこをなんとかしなければと思っています」

 ケガ人が続出したヤクルトは昨年、シーズン96敗と歴史的大敗で最下位に沈んだ。今季は頭の故障も心配する必要がありそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走