復帰登板の巨人上原 日ハム打者が語った“お世辞抜き”の感想

公開日: 更新日:

 20日の日本ハム戦で日本球界復帰登板を果たした上原浩治(42)。1イニングを無安打無失点に抑え、集まった大観衆から万雷の拍手を受けた。

 中飛に打ち取られた近藤は、「42歳とは思えません。躍動感のあるフォームで、甘い球がなかった」と脱帽。シーズン打率4割を目指すこの巧打者をはじめ、相手からは「間合いが取りづらい」「テークバックが小さいので球がすぐくる感じ」と賛辞が相次いだが、これには社交辞令が多分に含まれているようだ。

「お世辞抜きに? 正直に言えば」と他球団スコアラーはこう言った。

「自慢のスプリットを内外角の高低に投げ分けられるのは、さすがだなとは思った。ただ、いかんせんスピードがなさすぎる。直球のMAXは133キロ。いくらスプリットに自信を持っているといっても、真っすぐがあの程度だと打席で怖さを感じないと思う」

 アラフォーになってから、球速を武器にはしていない。ここ数年の直球は、せいぜい140キロ前後。スピード不足をキレと制球力、そしてテークバックの小さい独特の投球フォームから生み出す球の角度で補ってきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…