鶴竜優勝、貴親方は自爆…モンゴル勢が謳歌する我が世の春
だからといって、白鵬が正しいわけではもちろんない。そもそも、日馬富士暴行事件は、つるし上げからの集団リンチみたいなもの。かち上げや張り差しにしたって、横綱相撲とは程遠いものであることは、横綱審議委員会の論をまつまでもない。まして優勝インタビューで観客に万歳三唱を促すなどの言動にいたっては言語道断だ。
こうした品性のカケラもない、いい加減な外国人力士は白鵬に限らない。1月場所中に無免許運転で追突事故がバレた大砂嵐などはいい例だ。
外国人力士は現在、「1部屋1人」に制限されている。「このままでは国技の名がすたる」と言いたくても、いま以上に彼らを排除するわけにはいかない。仮に弱い日本人力士ばかり集めて相撲を取らせたとしても、低レベルで見るに堪えない。八角理事長の言う「土俵の充実」からは大きくかけ離れてしまう。
その結果、モンゴル勢を筆頭に、「相撲さえ強ければいい」「勝てば何をやっても許される」という外国人力士たちがますます増長する。彼らの傍若無人ぶりに拍車がかかるのは間違いなさそうだ。