“県外部隊”で2勝 明秀学園日立の監督は「革命」を強調
――メンバー18人中16人が県外出身者。
「就任当時はスタンドからヤジが飛んだりね。でも、改革というより革命だと思っています。血を流さないと。30年も甲子園に出られない県北で、壁を越えられない苦しさは現場の人間にしか分からない。周囲に何を言われようが、乗り越えないといけない。使命だと思っています。賛否両論あって当然。ボクのやり方がいいとは思わない。ただ、県北のエリアから必ず甲子園に出るんだという強い思いを持った子供たちと指導者でやっていることだけは事実。これは胸を張れます」
――まだ第1段階?
「オール県北、オール茨城で、名門常総に立ち向かう、乗り越えていく第1段階。理事長も『これが第一歩。ここからオール茨城、オール県北の明秀に徐々に移り変わっていければ』と言っています。やっぱり理想は地元の子たちでやること。そのための第一歩。その過程で批判があるのは受け入れます。現にエースの細川(OBの兄は現DeNA)は地元の子。増やしていかないといけない。今後はできるだけ県外の子とのバランスは取っていこうと思っています」