“日本サッカー界No.1のモテ男”の異名 西野朗氏のウラの顔
■モチベーターとしての資質
還暦を過ぎた現在もなお、「サッカー界ナンバーワンのモテ男」と言われる甘いマスクの裏には、別の顔を持っているという声もある。
15年の名古屋を最後に現場から離れ、しかもフル代表を率いるのは今回が初めて。ブランクがありながらW杯本大会に乗り込むのは「恐ろしくて引き受けられない」が通常の感覚だろう。
ところが西野新監督は、ずぶといというか、無神経というか、顔色ひとつ変えないで「どんな局面でもシレッと対応する」(前出の記者)ともっぱら。
「チームづくりに関していえば、例えばG大阪時代はMF遠藤を軸にすえてチームをつくると決めたら、その遠藤の能力が最大限に発揮できる布陣で固め、レギュラー陣を手厚くフォローしながら戦っていく。もちろん控えに回された選手は不満タラタラ。そういう声が耳に入ると、不満を漏らした選手とすれ違っても目も合わさないし、目の前で挨拶されても平然と無視するようなところがあります。ロシアW杯本大会まであと2カ月。戦術がどうの、チームの熟成がどうのと言っている時間はなく、できることといえば、選手をまとめ、士気を上げるモチベーターの役割。その点でも手腕に疑問が残ると、不安を覚える関係者は多いのが実情です」(サッカーライター)
そんな西野新監督の就任をしかし、もろ手を挙げて歓迎する選手がいる。
(つづく)