男子ツアーが空疎化…選手会長の石川遼に“松山招集”の役目
【東建ホームメイトカップ】
選手会長の石川遼(26)が8バーディー、ノーボギーの63で回り単独トップに躍り出た。直前の千葉オープン、岐阜オープン連勝の勢いのまま絶好調だ。
石川は今年から選手会長であり、同時に青木功会長を補佐する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の副会長職に就いた。
長引く男子ツアーの人気低迷打破のためにファンサービスやスポンサーとのパイプ役にと一肌脱いだ格好だが、男子ツアーの現状は厳しい。
米ツアーが主戦場の松山英樹(26)は、めったに日本の試合に出ない。しかも初出場のマスターズで28位と健闘した小平智(28)は、そのまま米国に残り今週のRBCヘリテージに出場する。前年賞金王の宮里優作(37)はマスターズから谷原秀人(39)、片岡大育(29)らとスペインオープンに出場している。
世界ランクへの加算ポイントは海外大会のほうが高く、日本選手の有力どころが海外へ目を向けるのは当然の流れであり、国内はますます目玉選手が不在になる。石川ひとりが頑張っても限界があり、空疎化が心配されている。