男子ツアーが空疎化…選手会長の石川遼に“松山招集”の役目
実はマスターズ直後に松山も帰国しているが、開幕戦の今大会には出場していない。だが、14日には楽天生命パーク宮城で行われる楽天対西武戦の始球式に登場する。
それなら始球式の日程を調整して、日本ツアー開幕戦に顔を出しても罰は当たらないだろう。
「日本ツアーを盛り上げるには世界で戦う松山が不可欠で、松山が出場するだけでギャラリー動員数は大きく変わる。しかし、日本ツアーは松山の足を引っ張るように出場義務試合数を作ったり、制裁金も徴収した。松山にとって日本ツアー出場にメリットはなく、すっかり嫌気を差したから出てこないのです」(評論家の宮崎紘一氏)
その松山への出場義務試合を作るアイデアを出したのが、当時の特別顧問の青木だった。
「それを知った松山は、表向きは平静を装っていますが青木さんのことが嫌い。だから日本ツアーのメンバー登録もやめてしまった。それは関係者の間では周知の事実であり、そこでジュニア時代から仲のいい石川を選手会長やJGTO副会長にすれば、松山も日本ツアーに出てくれるのではと、みんな期待したんですけどね」(関係者)
松山の首に縄をつける大変な使命を石川は背負っているわけだ。