低迷ソフトB松田“カモ打ち”弾 西武戦今季初勝利の立役者に
「まさか」ではなく、「やはり」だった。
26日、西武を4―1で下したソフトバンク。勝利の立役者となったのが、打率2割台前半と低迷中の松田(34)だ。
同点の六回、西武先発の十亀から左翼に勝ち越しとなる3ランを放ち、試合を決めた。
松田はなぜか十亀との相性がいい。去る3日の西武戦でも特大のソロ弾を放っている。ソフトバンクのチーム関係者も「フリー打撃でもあそこまで飛ばないのに、なんで十亀のボールだけは飛ばせるんだ?」と、クビをひねっていたほどだ。
この日の成績も含めれば、松田は十亀に対し、通算34打数21安打、6本塁打。本人も「成功例の多いピッチャーは、イメージしやすい」と、すっかりカモにしている。
もっとも、ソフトバンクはこの日、西武に今季初勝利。試合前まで、3戦3敗だった。「松田のみ」が「十亀だけ」を打って一矢報いたとはいえ、西武対策を練らないことには連覇は夢のまた夢だ。