森岡隆三<2>「代表背負った西野さんは勇気ある方だなと」
「今季J3での目標は勝ち点50、総得点50、総失点30です。昨季は勝ち点21、総得点31、総失点63だったから、いかに高い目標かというのが分かるでしょう」とJ3鳥取の森岡隆三監督は、強い意気込みを持って今季を迎えた。開幕6戦負けなしと好発進したが、その後は1分け3敗と苦戦を強いられている。2002年日韓W杯戦士は、監督業の難しさと厳しさを痛感する日々だ。
(取材・構成=サッカージャーナリスト・元川悦子)
08年に京都で現役引退した森岡が、指導者人生に踏み出したのは15年。
京都U―18監督で2年間指揮を執った後、鳥取の監督に転身した。
「J1のクラブからコーチ就任という話もありましたが、鳥取の吉野智行強化部長からの誘いが大きかった。彼とは前々から面識もあってサッカー観も合うし、チームをつくり上げていく作業にも興味が湧きました。それで決めました」(森岡)
11~13年までJ2で戦った鳥取だが、それ以降はJ3に甘んじている。