ダンスでは済まない 活躍続く大谷を待つ“恥ずかしい儀式”
日本人ルーキーも例外ではなく、2001年にはマリナーズ・イチローがレストランチェーン「フーターズ」のセクシー衣装を着用。03年のヤンキース・松井は大きな帽子をかぶり、ヒョウ柄のコートを身にまとった。12年のレンジャーズ・ダルビッシュ(現カブス)はスイミングキャップに、ピチピチのTシャツ、海パン姿で移動している。チームによっては遠征先の宿舎まで着用を義務付けられるから、一般客の好奇の目にさらされることになる。
エンゼルスでは、その年に最も活躍した新人が派手な衣装を身に着けるしきたりになっており、デビュー2年目の12年に30本塁打を放ったトラウトは赤ちゃんがかぶるような帽子にオムツ姿のまま遠征先に出向いている。当時の地元メディアによれば、トラウトはその格好で、移動便に同乗した同僚の夫人から記念撮影を求められ、恥ずかしそうに応じていたそうだ。
大谷も他のルーキー同様、この儀式は避けられない。二刀流として全米の注目を集めているだけに、過去に例がないような恥ずかしい格好を強いられるのは必至だ。