英語の冗談に日本語で反応…大谷翔平の知られざる米国生活
元日本人メジャーリーガーの笑い話だ。
あるとき、ナインの輪に入って談笑。英語なんかサッパリ分からないのに、ウン、ウンと、うなずきながら笑っていると、選手のひとりから「おまえ、意味も分からないくせに分かったふりをしているんだろう」と突っ込まれた。その意味も分からず、再び笑いながらうなずいたため、思い切りバカにされたそうだ。
日本で実績を積み、ある程度の年齢になって渡米する日本人選手はおおかたこんなものだが、23歳の大谷翔平はちょっと違う。
エンゼルスのロッカールームで、遊撃手のシモンズからたわいもないジョークをぶつけられた。渡米間もない日本人選手なら、例によって笑ってごまかすところだ。が、大谷は真顔、しかも日本語で「えっ! 何?」と聞き返した。
本拠地のデビュー戦でいきなり3ラン。試合後のインタビュー中にナインから氷水をぶっかけられると、「マジ! 冷てー!」と日本語で叫んだ。
球審から敬遠だと告げられても、意味が分からずにキョトン。行けとばかりに一塁方向を指さされ、ようやくそれと気付いた。