2戦連続「2番・DH」も…大谷はサイ・ヤング賞右腕に3三振
3人目の大物食いはならなかった。エンゼルス・大谷翔平(23)が16日(日本時間17日)のアストロズ戦に「2番・DH」で2戦連続スタメン出場。4打数無安打3三振だった。
大谷は相手先発で11年に24勝(5敗)してサイ・ヤング賞を獲得したバーランダー(35)に対し、手も足も出ない。内外角を巧みに投げ分けるベテラン右腕に翻弄され、四回の第2打席で変化球を二ゴロにするのがやっと。相手の術中にはまり、大谷のバットは空を切る。九回の第4打席は154キロの外寄りの直球に振り遅れて、バーランダーに通算2500奪三振を献上した。
ここまでインディアンス・クルーバー、ヤンキース・セベリーノとメジャーを代表する好投手から一発を放ってきたが、バーランダー攻略には失敗した。
バーランダーの最大の武器は打者の手元でホップして見えるストレートで、平均2619というスピンレート(1分間に換算した回転数)はメジャーでもトップクラスだ。
昨年のワールドシリーズを制したアストロズは、データ分析に長けたチーム。数学者や物理学者たちが投手の持ち球を徹底分析し、決め球をこのタイミングで使うべきといったことを各投手にレクチャーしている。