大谷「中5日計画」の裏にソーシア監督“政権延長”への野望
エンゼルスの大谷翔平(23)に関して、ソーシア監督が、ゆくゆくは中5日で起用したいと言い始めた。
「投げることに慣れ、イニング数を消化するにしたがって、登板間隔を短縮できればいいと思っている。中5日で投げられるようになれば」(ソーシア監督)
現在は日本ハム時代と同じ中6日。1週間に1回の登板が投げて打っての二刀流にはベストとの判断からだったが、登板間隔を1日詰めたい裏にはチーム状態と自身の去就があるようだ。
ソーシア監督は今季が10年契約の10年目。今シーズン限りで契約が切れる。モレノ・オーナーの信頼は絶大で、チーム内では時のGM以上の権力を持つとも。だが、昨年まで3年連続でプレーオフ進出を逃しているだけに、今季も勝てないようならさすがに解任は避けられないともっぱらだ。
日本時間13日現在、エンゼルスはア・リーグ西地区首位のアストロズから1ゲーム差の2位。3位のマリナーズに0.5ゲーム差まで追い上げられている。
ソーシア監督はあと7勝に迫った、現役時代の指揮官であるラソーダ監督の通算1600勝を超すのはもちろん、今年こそ結果を残して来季以降もエンゼルスの指揮を執るつもりでいる。エンゼルス最大の弱点は投手陣。それだけにエース級の大谷を1試合でも多く投手として起用して白星を重ねたい。理想は「中6日」でも、背に腹は代えられないということだ。