2戦連続「2番・DH」も…大谷はサイ・ヤング賞右腕に3三振
その結果、アストロズに来て成績がさらに上向く投手がほとんど。このバーランダーも昨季途中にタイガースからトレードで加入すると、それまで3.82だった防御率が1.06に。今季も試合開始時点で1.21だ。前日に登板したコールも昨季パイレーツで4.26だったのが、今季は1.75まで減少している。ただでさえ秀逸な投手が、アストロズでさらにパワーアップするのだから、大谷が「投手をやっている人ならば、目指すべき球を投げる」とベタボメするのももっともなのだ。
■報復死球に気をつけろ
さて、あるメジャースカウトによれば、「大谷が野手として警戒しなければならないのは報復の死球」だという。「マウンド上でピンチを脱するたびに右のこぶしを振り下ろす過度のガッツポーズが相手チームからひんしゅくを買っている」というのだ。
メジャーには「アンリトンルール」(ルールブックに記載されていない掟)がある。過度のガッツポーズ、本塁打を放った後にすぐ走らず余韻に浸るなどの行為は相手に対する侮辱行為と受け取られ、報復の対象になる。つまり打席に立ったとき、わざとぶつけられる可能性がある。