「除名にしろ」の声も 日大アメフト部を待つ予想外の厳罰
予想より厳しいものになりそうだ。
日大は25日、アメリカンフットボール部選手の悪質な反則を犯した問題を受け、大塚吉兵衛学長(73)が都内で会見。負傷した関学大の選手、保護者、関係者に謝罪したほか、一連の対応の遅れなどについても反省の弁を語った。
前日には関東学生アメフト1部チームの緊急監督会が行われ、日大の指導態勢が改善されなければ秋のリーグ戦での対戦を拒否する方針を示した。関東学生アメリカンフットボール連盟は来週前半にも臨時理事会を開き、日大の処分などを判断するという。
日大にとって気になるのはその内容だろう。ある大学アメフト関係者がいう。
「今季リーグ戦(9~12月)にはまず出場できないでしょう。つまり、甲子園ボウルへの挑戦権を失う。24日の監督会では一部の監督から『除名にしろ』という厳しい声も出た。これだけ世間を騒がせ、アメフトのイメージダウンを招いた罪は重い。当初は(1部上位の)トップ8から(その下の)BIG8への降格という決着が落としどころになると思われたが、日大の実力なら1年で復帰できる。それでは他校も納得しない。BIG8のさらに下の2部リーグ以下へ落ちるのが濃厚です」
今回の殺人タックル事件が、内田前監督、井上前コーチの指示で行われたものなら、今季のリーグ戦に出られず降格処分となる日大のアメフト部員は、あまりに気の毒だ。