45歳GKが最年長記録更新も…エジプトはW杯全敗で終戦

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 ひとつも勝てずロシアを去ることになった。

 今季、32ゴールを奪って英プレミアリーグ得点王に輝いたサラー(26=リバプール)を擁しながら、3連敗に終わったエジプト。ともに1次リーグ敗退が決まっている26日のサウジアラビアとの一戦は、前半22分にエースFWサラーのループシュートで先制しながら、前半アディショナルタイムにPKを献上。後半もアディショナルタイムに決められ、失意のままピッチを去った。

 唯一奮闘したのが、この日のサウジ戦で初先発を果たしたGKのハダリ(45=アルタワウン)。45歳161日でW杯最年長出場新記録を樹立し、2014年ブラジル大会の日本戦で途中出場したコロンビアのGKモンドラゴンが持つ43歳3日を更新した。

 そのハダリが“思い出づくり”の出場とは思えないスーパーセーブを連発したのだ。前半41分にハンドで献上したPKでは、ゴール左上を襲う相手キッカーの強烈なシュートを左手先で触って見事なセーブ。後半24分にはヘディングシュートを今度は右手一本ではじいた。直後、サウジのコーナーキックからのファーへのクロスに合わせたヘディングも、再びパンチングでファインセーブ。96年から代表入りするレジェンドの経験値を見せつけた。

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