対広島2勝7敗で借金4…巨人“恒例”の配置転換にビビる面々
巨人が広島にまた負けた。
27日、先発した田口がいきなり4失点。三回にマギーの3ランで1点差に迫ったものの、その裏に鈴木に左越えへソロ本塁打を叩き込まれ、追い上げムードは一気にしぼんだ。田口は4回8安打5失点で5敗目(2勝)となった。
前日は初回に巨人が4点を先制したものの、終わってみれば5―14の逆転負け。この日は逆の立場だったが、広島から4点をひっくり返すのは容易ではない。巨人は3連敗で借金は4。首位広島とは今季最大の7・5ゲーム差に広がった。マツダスタジアムでは昨年8月から8連敗となった。
今季の広島戦は2勝7敗。なかなか宿敵に勝てず、借金が返せない現状に、チーム内で不穏な空気が流れ始めた。昨年は球宴期間中に大規模な配置転換が敢行されている。「今年もあるのか……」と現場でそんな声が聞こえてくるのだ。
昨季は前半に球団ワーストの13連敗を喫したこともあり、斎藤二軍監督が一軍投手コーチ、尾花投手コーチがブルペン担当へ。内田巡回打撃コーチが二軍監督、一軍ブルペン担当だった田畑投手コーチが広島担当スコアラーに配置転換となった。しかし、大幅なテコ入れも実らず、シーズンはBクラス4位に沈んだ。さるチーム関係者がこう言う。