西野監督の続投「白紙」の裏…協会にまた“外国人招へい案”
西野監督続投に流れが傾きながら、何かの拍子に潮目が変わってしまったのか、いずれにしてもJFAトップのコメントだけに看過できない。
■ケルン体育大学への留学
「岡田体制で10年南ア大会を乗り切った後、ザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチと続いた外国人監督は原Jリーグ副チェアマン、霜田J2山口監督がJFAで働いていた時代に探してきた指導者ですが、2人ともスペインなどラテン系のサッカー関係者に人脈が偏っていた。田嶋JFA会長は、筑波大卒業後に古河電工(現J2千葉)に入ったが、3年ほどで現役を引退した後、指導者を目指して西ドイツ(当時)のケルン体育大学に留学するなど<ドイツびいき>で知られており、外国人に代表監督を任せる場合、ドイツ人が適任というのが持論です。西野監督から日本代表コーチを兼務する森保一五輪代表監督につなぎ、4年後のカタールW杯を目指すという既定路線と並行して、ドイツ人を中心に次期監督を選ぶ――というシナリオも視野に入れている」(関係者)
ドイツ、米国代表を率いてW杯に出場したことのある元ドイツ代表FWクリンスマン(53)の名前が有力候補として取り沙汰されており、あるJFA関係者によると「Jリーグで監督経験のあるドイツ人監督もリストアップされ、エージェントはどこなのか、年俸はいくらなのか、どんなキャラクターなのか、ロシアW杯前から身辺調査が進んでいる」ともっぱら。
田嶋JFA会長の「7月中には決めたい」が本音なら、同26日のJFA理事会で次期監督が正式決定するが……さて。