ベルギー戦大逆転負けの裏に…西野監督が語った2つの後悔
ベースキャンプ地のカザンに戻った日本代表。西野朗監督(63)が報道陣の取材に応じ、2つの後悔を口にした。
大会を振り返り、記者から「後悔は?」と聞かれると、「あります」と即答してこう続けた。
「3つ目の試合とか、昨日の戦い方とか。後悔しますね」
3つ目の試合とは言うまでもなく、1次リーグのポーランド戦。リードされている展開にもかかわらず、終盤の10分間をパス回しによる時間稼ぎに費やした。試合後に「不本意な選択」と話していた指揮官はこの日、改めて世界中から酷評された問題の場面に言及。それが、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦での采配にも影響したことを認めた。
「取り返しというか、そういう気持ちもあった」
欧州最強ベルギー相手に2点を先制しながら、追加点を狙いにいった攻撃的采配が裏目に出た。選手が前がかりになったことで、一気に3失点。大逆転負けを食らった裏には、姑息なパス回しによるブーイングから日本と自分のイメージを回復したいという思いがあったというわけだ。
これが、2つ目の後悔である。
西野続投と報じるスポーツ紙が多い中、協会は後任監督の人選に動いている。後悔を取り返すチャンスは与えられそうにない。