ヒディンクは言った 決勝Tを勝ち上がるには「豹変」が必要
日韓、ロシアでのスペインのPK戦敗退を重ね合わせつつ、韓国を日韓大会4強に引き上げたオランダ人監督ヒディンクの「1次リーグは論理的に戦う」「決勝Tは豹変しながら戦う」という言葉を思い出しました。
彼は、1次リーグでは「負けない戦い」が必要となるので対戦相手をしっかり分析し、論理的に戦って勝ち点を稼いでいくと話してくれました。
そしてトーナメント方式の決勝Tでは、論理的なプレーだけでは勝ち上がれない。相手がアッと驚くような攻撃のアイデア、戦術、選手起用を積極的にトライしていってチームに変化をつけることが大事となる。
ちなみに「豹変する」は「奇をてらう」のではなく、ずっと隠し持っていた「■」を「むく」という意味だ――。そう説明してくれました。
日本が8強入りをかけた戦いでベルギーに2―0から逆転負けを食らいました。ベルギーは試合終了間際、相手CKをGKがキャッチ。そこから恐ろしいカウンターを繰り出し、見事な決勝ゴールを決めました。
勝負どころで■をむいたベルギー。勝者にふさわしいチームでした。