クロアチア初の決勝進出 勝因とFWマンジュキッチの行く末

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 クロアチアが死闘を制して初の決勝進出を果たした。

 前半5分に先制されたが、後半23分にFWペリシッチ(29=インテルミラノ)のゴールで同点に追いつくと、90分で勝敗は決まらず、クロアチアにとっては3試合連続の延長戦へ。その延長後半4分、ペリシッチのバックヘッドのパスにFWマンジュキッチ(32=ユベントス)が振り向きながらダイレクトで左足シュート。逆転の決勝ゴールが決まり、5度目の出場で初のファイナルへの切符を手にした。

 FIFAランクで上回る相手に逆転勝ち。欧州予選プレーオフから勝ち上がってきただけに、まさに下克上である。

 試合を現地取材した元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏がこう言う。

「クロアチアの選手は明らかに疲弊しており、どの選手も体が重く、プレーにキレがなかった。しかし、勝利への執念を前面に出しながら、自分たちのストロングポイントであるパスサッカーを愚直に信じ、最後までやり切ったことが勝因となりました」

 W杯でさらに男を上げたマンジュキッチも、所属するイタリア・セリアAのユベントスでの立場は決して安泰ではない。

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