遅咲きプロのK・キスナー 驚異の22パットで単独トップに
【全英オープン】
米ツアー2勝のケビン・キスナー(34)が1イーグル、4バーディー、1ボギーの66で回り単独首位に立った。
天候が穏やかな午前7時52分スタートの初日はパット数22とチャンスをことごとくカップにねじ込んでいった。
「今月初旬のグリーンブライアーではパットの調子が悪く、今週月曜日にみっちり練習して修正した。グリーンのコンディションが違うので慣れるのに大変だった。明日、雨が降るかもしれない。降らなくても、残り3日間で雨が試合に大きな影響を与えることは間違いない。今日のように残り3日間をプレーするだけ。自分を信じている」(キスナー)
強豪校ジョージア大出身だが、2006年のプロ転向後はミニツアーや下部ツアーの下積み生活が長く、14年から5年連続でツアーに定着した遅咲きプロだ。
アイアンのキレ味が抜群のショットメーカーで、昨季の2勝目はJ・スピース、J・ラームとの接戦をものにしている。全英は4年連続4度目の出場になり、最高成績は昨年の54位。ここ2、3年で急成長したダークホースが主役に躍り出た。