強面で仰天発言を連発 山根ボクシング連盟会長“闇の経歴”
強烈な全国デビューだった――。底なしの疑惑に揺れている日本ボクシング連盟の山根明会長(78)。山根会長は3日、日本テレビ系の情報番組「スッキリ」に生出演。約30分にわたって、助成金の不正流用やパワハラ、「おもてなしリスト」や審判への圧力など、数々の疑惑について釈明したのだが、その発言がブッ飛んでいた。
山根会長は、予定より約40分遅れて、薄いスモークのかかった金縁のサングラス姿で生出演に登場。形だけのおわびを言うと、なぜか息子や孫娘、ひ孫などの名前を挙げて身内に謝罪。ロンドン五輪ボクシング金メダリストで現世界チャンピオンの村田諒太選手が辞任を促したことについて聞かれると「生意気だよ!」と一喝。審判へ圧力をかけてお気に入りの奈良出身の選手を優遇したとされる「奈良判定」疑惑に話が及ぶと、「(優遇したことは)ありません」。とりわけ目立ったのは、自身が被害者かのような口ぶりである。
助成金の不正流用についても、当事者の選手をあげつらって「おとなしそうな顔にだまされた」「やってることは仮面をかぶってますね」などと“口撃”。試合用グローブの独占販売を指示したとの疑惑については、元近大ボクシング部関係者が「事件にしようと思ってネットでいっぱい書いている」などと主張し、揚げ句、その人物を「前科モン」呼ばわり。オドロキなのは表に出てきた理由について、知人を通じて「元暴力団森田組の組長」から「『3日以内に引退しないと山根の過去をばらすぞ』という脅迫を受けた」からと暴露したことだ。暴力団との関係を自ら告白し、そのコワモテぶりをいかんなく発揮したのである。お茶の間の視聴者も、特異なキャラクターに仰天したに違いない。