山根会長が怒りの猛反論 ボクシング連盟は泥沼全面抗争に

公開日: 更新日:

 疑惑のドンが猛反論である。

 都道府県連盟関係者ら333人に告発された日本ボクシング連盟の山根明会長(78)が昨2日、自身にかけられている嫌疑について、「全部、ウソや!」と全面否定。フジテレビの電話インタビューに答え、「怒りを感じる。これ以上、黙っておられない。受けて立つ」と全面抗争の構えを見せたのだ。

■「奈良判定は絶対にありません」

 先月30日に大腸ポリープ8個の摘出手術を受けたばかりだという山根会長は、療養中とは思えない迫力ある声音の関西弁で「そんなんでへばっとったら法人の会長はやってられない」「そんなおちょくったことを言ってもろたら困るんだよ」とフジテレビ記者の質問に答えた。

 そんなドンが、ひときわ声を大にしたのが、“八百長強要”問題だ。

 山根会長が自身の出身地である奈良県の選手を大会で勝たせるために、審判に圧力をかけて試合結果を操作。実際に2016年の岩手国体で奈良県連の選手が2度もダウンしながら判定勝ちした例が告発状にも記されている。関係者の間で「奈良判定」と呼ばれる重大疑惑で、指示に従わない審判は恫喝された揚げ句、ライセンスを剥奪されることもあったというから、事実であればとんでもない話である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…