大谷は二刀流「消滅」の危機…ソーシア監督解任論が浮上
大谷翔平(23)の右肘靱帯部分断裂以降、下降線をたどっているのがエンゼルスだ。
日本時間11日のツインズ戦から4連敗。同地区首位のマリナーズには2年ぶりの3タテを食らって、その差は7.5ゲームに開いた。
主砲のトラウトは14日現在、打率.314、23本塁打(メジャートップ)、45打点と気を吐いているものの、「トラウトひとりではどうにもならない」とソーシア監督はタメ息をついた。
投げて160キロ、打って150メートル。投打にわたって勝利に貢献してきた大谷が戦列を離れ、なおさら存在の大きさを実感しているのだろう。
離脱した大谷自身もまた、落胆しているに違いない。手術なら1年以上の長期離脱が避けられない大きな故障であることはもちろん、場合によっては「二刀流」が消滅する可能性すら生じるからだ。
大谷がメジャー30球団の中からエンゼルスを選んだのは、ソーシア監督の存在が大きかったという。
2000年からエンゼルスの指揮を執り、今年で19年目。モレノ・オーナーの信頼は、ときのGM以上に厚いといわれる。そんな長期政権を担う指揮官が二刀流起用に理解があるからこそ、エンゼルスに所属する6年間は思う存分、投げて打てると判断したというのだ。