広島も大型契約提示へ 丸は「家族」を理由に残留の可能性
■丸に直撃すると…
去る17日に出場登録日数が8年に達し、国内FA権を取得した。今オフのFA戦線の超目玉。巨人をはじめとした11球団が動向を注視する。広島の松田オーナーは「背中で引っ張ってチームの核になっている。当然、最大限引き留めないといけない」と腕まくりしているが、もし宣言すれば大争奪戦は必至。取得した17日に丸は「FA権を取れるところまでやれるかは分からなかったけど、取れたので、ここまでやってこられた」と振り返り、行使の可能性については「何も考えていない」と話すにとどめていた。
実際のところはどうなのか。広島の関係者が声を潜めてこう言った。
「オーナーが絶対に引き留めると言っています。最大で3年12億円規模の大型契約が提示される可能性がある。周辺は残留してくれると思っていますよ。理由は家族です。子供が3人いるんですが、どこかに移籍して生活環境が変わるのを気にしている。丸が22歳の開幕日に当時大学生だった小・中学校時代の同級生と10年の交際を経て結婚している。プロ野球選手なんだから単身赴任すればいいだろ、と思うかもしれないけど、周囲が思うより丸は家族至上主義なところがあります」