憧れは巨人と即答 金足農・吉田をドラ1指名する球団の名前
「金足農フィーバー」は夏の甲子園準優勝から一夜明けた22日も冷めやらない。
ナインは午後、空路凱旋。約1400人が出迎えた秋田空港でバスに乗り継ぎ、4時半ごろ、市民や生徒の待つ学校に到着した。
「準優勝はみなさんの声援のおかげです」
エースの吉田輝星がこう挨拶すると、喝采を浴びた。
テレビのワイドショーも朝から金足農を取り上げた。話題の中心はやはり吉田で、進学か、プロ入りか、その進路に注目が集まっている。
吉田はそもそも、プロ志向が強い。かねて周囲には「プロに行きたい」と話していたし、実際、決勝終了後も「いずれはプロで日本を代表する投手になりたい」とコメントしている。
しかし、当初は、高校から直接プロ入りして勝負するだけの自信がなかった。周囲も本人のプロ志向を知りながら、笑い飛ばしていた。全国大会での実績もなく、そこまでの投手とは本人も周囲も思わなかった。プロ入りは「時期尚早」と判断していた。