世田谷「塚原御殿」周辺から聞こえる“かかあ天下”の実態

公開日: 更新日:

 宮川紗江選手(18)への直接謝罪を希望するなど、全面降伏のポーズを示した日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)と夫の光男副会長(70)。自身のパワハラは認めず、進退についてもだんまりを決め込み、事態の沈静化を図る夫妻の東京・世田谷の自宅を日刊ゲンダイ記者が訪ねた。

 最寄りの京王井の頭線駅前から徒歩20分。トマトやナスなどの畑に囲まれた開けた場所に“塚原御殿”はあった。登記情報によると、1982年に237平方メートルの土地を取得。2003年に建て替えられたお屋敷は、総床面積195平方メートルの2階建て。かなりの金をかけたとみられるステンドグラスや窓アーチなど装飾は立派だ。

 地元の不動産業者によると、建物の価格は低く見積もっても4000万円は下らないという。自宅のインターホンを鳴らしても反応はなかった。

 御殿から数百メートル離れた場所には、塚原夫妻が02年から運営する「塚原体操センター」の練習場として利用している朝日生命久我山体育館がある。ムーンサルトの栄光も、今では「オリンピックに出た夫婦」(付近住民)としてちょっとした有名人でしかない。一家を昔から知る近隣の住民はこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ