“藤浪2世”才木ついに覚醒 阪神元コーチが振り返る二人三脚
昨年は、ファームで14試合に登板(1勝5敗、防4・88)し、10月に一軍デビューを果たす。練習と実戦でプロの投球術を仕込まれた。
当時の久保康生ファーム投手チーフコーチ(現ソフトバンク二軍コーチ)がこう言う。
「入団当時は腕が横振りでボールが左右にブレる。イメージとしては橋の欄干の上でも投げられるくらい、縦軸で安定したフォームに修正したかった。そのため、平均台や細い台を使って練習した。身長があるので、角度のあるボールを投げさせたかった。1から10まで教える必要はなく、1を教えると自分で考え2、3、4、5とどんどん先に進み、答えを出せる能力がある。球団の育成プログラムに沿って、春先は無理をさせず、先発の登板間隔は徐々に縮めていった。フェニックス・リーグまでに形をつくれば、来季は何とか戦力になるだろうと思っていたら、その通りになりましたね」
藤浪の年俸1億2000万円は高すぎる。才木の今季年俸は600万円。藤浪の半分を今すぐ才木にやるべきだ。