大谷翔平“三刀流”の可能性 ソーシア監督「守れると思う」
「プロに入ったとき、ちょっとだけショートを守ったけど、すぐにクビになった。なので内野手はおそらく、もう、ないと思う」
新たな右肘靱帯損傷が見つかってオフに手術をするのか、それとも見送るのか。
その動向が注目される大谷翔平(24)が11日、野球専門チャンネル「MLBネットワーク」に出演。ジラルディ・ヤンキース前監督らから今後、守備に就く可能性を聞かれ、こう答えた。
二刀流の大谷は投打で優れたパフォーマンスを見せる一方、野手としては守備に就かずにDH専門。守れないから使い勝手が悪いのだ。ソーシア監督がかつて「大谷は守れると思う」と話したのも、守れれば野手としての起用法に幅が生まれるからだろう。
仮にオフに手術をした場合、来季、投手としては無理でも、打者としては復帰できる。投手としての調整をやらなくて済む分、投げる負担の少ない一塁守備をマスターする時間的な余裕も生まれる。となると投手として復帰するであろう再来年は投げて打って守る「三刀流」が可能になる。
大谷が今季の残り試合、DHとしてフル出場できそうなのは、一塁とDHを併用するプホルス(38)が8月下旬に左膝を手術、戦列を離れていることが大きい。
しかし、大谷が一塁も守れるようになれば、大谷の出場機会が増えてなおかつ、プホルスの負担も減る。
本人は「内野手はないと思う」と言ったが、さすがに「ショート」はムリでも一塁を守るケースはあるかもしれない。