代表選手の「自分のストロングポイント発揮しよう」に好感
日本代表・森保監督の初陣となったコスタリカ戦で驚いたことがある。
選手から「自分たちのストロングポイントを発揮しよう」という気持ちが伝わってきたことだ。
ポルティモネンセMF中島は左サイドからタテに突破したり、中に切れ込んでいったり、局面に応じてベストのプレーを選択し、質の高いクロスを放り込んでいった。
フローニンゲンMF堂安は右サイドから「常に1対1で仕掛ける」「シュートに持ち込む」という意識の高さを感じた。
ザルツブルクMF南野は、川崎FW小林と2トップを組んで先発。もともと攻撃的なポジションはどこでもこなせるタイプ。19歳だった2014年にザッケローニ代表監督に評価され、日本代表に初めて招集された。
今回が約3年ぶりの代表だったが、持ち味である「俊敏性」「決定力の高さ」は健在。後半のヘディングシュートを外した場面はいただけなかったが、チーム2点目は南野らしいゴールだった。
さらに言えば「チームメートの長所を引き出せるプレーをしよう」という意識も感じられた。