巨人と西武のオーナーが示唆も…「監督続投要請」の吉凶
「監督が来季も続投するなら、選手は残された試合に集中、落ち着いてプレーできる。そういった意味でプラスに作用するケースが大半でしょうけど、必ずしも好意的に受け止められるとは限らない。出番に恵まれないベテランやファームでくすぶっている若手の中には、来年もこの監督がやるのかと肩を落とすのもいるはずですからね」
要は監督を信頼、この人を男にしよう、この人のために勝ちたいと思う選手が多いか少ないかによるということか。
逆に絶対にマズいのはCSや日本シリーズの可能性が残されているのに監督交代が表面化してしまうケースだ。
「選手の中で無意識のうちに、監督が今季限りで代わるのであれば、言うことを聞いても仕方がないという感情が生まれてしまう。ベンチの雰囲気も悪くなります。選手個々の力がプラスに作用しなくなる典型です」(高橋氏)
2011年シーズンの日本ハムはソフトバンクと首位を争いながら、9月15日に球団が梨田監督の退任を発表。するとチームは失速。大差の2位でシーズンを終えると、CSもファーストステージで連敗した。