今季でクビの選手が続出? 阪神“不良債権”11億円の中身

公開日: 更新日:

 12安打8得点で中日に勝った12日の阪神。今季は雨天中止がやたらと多く、残り25試合は12球団で最多だが、この時季になると首筋が寒くなる選手はどこの球団にもいるものだ。この日は巨人の杉内が17年間のプロ野球生活にピリオドを打った。といっても、過去2年は股関節の故障で登板なし。今季もまったく戦力にならず、現役引退を決めたのは当然だろう。

 阪神にも今季限りでタテジマとおさらばしそうな選手が多数いる。まずは、金本監督の期待を裏切った助っ人のロサリオ(29=年俸3.4億円)に、その穴埋めとして6月に獲得したナバーロ(32=3300万円)の2人だ。金本監督が早々に4番に決めたロサリオがさっぱり打てなかったことは最大の誤算。代役のナバーロはパワー不足で助っ人にならない。

「外国人だけじゃないよ」と、あるOBがこう続ける。

「そこそこの年俸もらっている選手なら、今季出場18試合の西岡(34=7500万円)に、4試合で3敗の岩田(34=5000万円)も、制球難は相変わらずでもう限界。昨季43ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手賞を獲得したマテオ(34=1.9億円)も右肩痛で戦力外が濃厚だ。鳥谷(37=4億円)も年俸に見合うだけの働きはしていないが、来年まで契約が残っている。内野は大山、北條、糸原に上本や植田もいる。来季は4億円プレーヤーの出番はさらに減る。5年20億円の大型契約は明らかに失敗だった」

 ちなみに、11日に右太ももを痛めた福留(41=2.2億円)はこの日はスタメン落ちしたものの、金本監督の信頼は絶大。幹部候補生といわれる大ベテランの来季残留は間違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動