礼を失した退職劇 貴乃花親方“唯我独尊”のメンタリティー

公開日: 更新日:

 八角理事長(元横綱北勝海)は「残念」という言葉を4回も使った。

 1日、国技館で相撲協会の臨時理事会が行われ、貴乃花親方(46)の退職と、千賀ノ浦部屋への弟子の移籍が全会一致で承認された。

「22回の優勝を成し遂げた立派な横綱。大相撲への貢献は非常に大きい。このような形で協会を去るのはまことに残念です」

 会見でこう話した八角理事長は、貴乃花親方本人と直接、対話を望んでいたと吐露。

「貴乃花親方と直接面会して、話を聞きたいと思っていた。一門所属のことも、直接会って話をしたかった。千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)にお願いして一緒に協会に来てくれないかと要請もした。千賀ノ浦親方は1時間半くらいかけて説得してくれたが貴乃花親方には(面会を)断られました」

 八角理事長はさらに貴乃花親方の弁護士、知人を通じて、「会って話がしたい」とのメッセージを送ったが、なしのつぶてだったという。

■理事長の電話も無視

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇