態度が豹変…親方衆をア然とさせた貴乃花の“2つの事件”

公開日: 更新日:

 ある年の暮れ、親方同士が食事をすることになった。

 そこには貴乃花親方だけでなく、貴乃花親方と距離を置く親方の姿もあったというから、一門の仕事納めではない。単なる飲み会だろう。

 会がお開きになり、店先に「迎車」のタクシーが到着。貴乃花親方と反目する親方が車に乗り込もうとすると、貴乃花親方が開いたドアのところまですっ飛んできていきなり中腰に。両手を両膝に置きながら、「きょうは、ご苦労さまです。本当にありがとうございました!」と挨拶した。

 普段、協会で会っても顔すら合わせない貴乃花親方が平身低頭、まるでヤクザが仁義を切るかのようにふるまったものだから、その親方は面食らった。

 同様に貴乃花親方と敵対する別の親方は、こんな経験をした。

 ある年の元日。自宅兼相撲部屋でくつろいでいると、電話がかかってきた。相手は貴乃花親方からだった。会っても話すらしない間柄なのに、元日早々、何事かと受話器を取ると、「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」という年始の挨拶だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続