大谷の起用法にも影響あり オースマス新監督はデータ主義
タイガース監督時代は就任1年目(14年)にア・リーグ中地区優勝に導いた実績がある。対戦相手との相性などを重視した采配で、いきなり結果を残したが、データ偏重が時には裏目に出ることもある。17年にはエース右腕バーランダー(現アストロズ)が好投しながら、相手打者との相性の悪さから降板させ、リリーフ陣が打ち込まれて逆転負けするケースが目立った。この年を最後に解任されたのは継投失敗が少なくなかったからだといわれる。
「データを用いるオースマス監督の就任は、大谷の起用法に影響すると思います。今季、ソーシア監督は相手左腕が先発の場合、大谷をスタメンから外したように、新監督も同様の使い方になるのではないか。右肘手術明けのため、来季前半戦は同じDHのプホルスとの併用になる可能性もある。復帰後の大谷は分が悪い(99打数22安打の打率2割2分2厘)左投手を克服するしかない」(スポーツライター・友成那智氏)
新監督の信頼を得られるか。