巨人は外れ外れ1位で無名左腕…史上最悪ドラフトの“戦犯”

公開日: 更新日:

 この人は“もって”いなかった。

 巨人は外れ外れ1位で八戸学院大の最速152キロ左腕、高橋優貴の交渉権を獲得した。公表していた通り、原辰徳監督(60)が1位で大阪桐蔭・根尾、外れ1位で立命大・辰己を指名したものの、ともに4球団競合の末、クジ引きを外した。「残念だが、私が引いた時には(当たりが)なかったんだから諦めもつく」と無念そうだった。

 調査不足が招いた失敗劇だ。根尾の競合は想定していたが、外れ1位の辰己まで4球団も重なった。抽選を2度外した原監督が「(外れ外れ1位は)重複しない人ということで」と言ったのが何よりの証拠である。「(高橋は)左投手ではナンバーワンの評価。可能性のある即戦力の位置付け」としたが、後手に回った揚げ句、“無名左腕”を指名した感は否めない。高橋は東海大菅生から八戸学院大。同大の正村監督は東海大出身で原監督の後輩である。

 1位指名のポジションが遊撃手(根尾)→外野手(辰己)→投手(高橋)とクジを外すたびに変わったのもチグハグだ。そもそも、当初は金足農の吉田が1位の最有力候補だった。それを編成面の全権を委ねられた原監督の就任が内定した今月に入り、突然、根尾にひっくり返った経緯がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議