南野・中島・堂安は国内テストマッチで結果を残しただけ
森保ジャパンがパナマに3―0で完勝した試合(12日)の後、当コラムで「16日のウルグアイ戦で選手は持ち味を存分に発揮し、スカッとした試合を期待している」と書いた。どの選手も、南米の強豪を相手に見事なプレーを見せてくれた。
中でもトップ下のMF南野、攻撃的な左サイドMF中島、右サイドMF堂安の3人は、ボールを持つと最初にパスの相手を探すのではなく、まずは「目の前の選手を抜いて守備陣形を崩す」ことを選択。ドリブル突破を果敢に仕掛けていった。
これが実に有効な手だてとなった。マンマーク気味のウルグアイは、ドリブル突破によって混乱をきたし、機を見るに敏なパスを出されて腰砕けになるDFもいた。
南野、中島、堂安の良いところはドリブルだろうがパスだろうが、「その先のシュート」を常に意識しているところだ。
これまでの日本サッカーはパス、パス、パス……に執着するきらいがあり、シュートチャンスを迎えてもパスというシーンが多かった。それが現代表になって「シュートで終わる」場面が明らかに増えた。ウルグアイ戦の4得点は、いずれも流れの中から生まれ、素晴らしいゴールシーンだった。「スカッとした」どころか「気持ち良い」という思いに襲われた。