菊池雄星「高騰」必至も…屈指の金満3球団はソッポの理由

公開日: 更新日:

 ボラス氏が代理人を務めることで、菊池獲得にはそれなりの“体力”が必要だが、一時は有力視されたヤンキース、レッドソックス、ドジャースの金満球団が獲得に本腰を入れる可能性は低いという。スポーツライターの友成那智氏はこう言った。

「この3球団は資金力は豊富でも、菊池獲得に言われるほどの金額はつぎ込まないと思う。ヤンキースは今オフのFA市場の目玉左腕の一人である前ダイヤモンドバックスのコービン(29=今季11勝7敗、防御率3.15)の獲得に動いていて、総額1億ドル(約113億5000万円)規模の好条件を用意していると言われています。レッドソックスはエース左腕プライスを筆頭に計算のできる左腕が3人もおり、先発4、5番手の菊池取りに大金を使うのは現実的ではありません。ドジャースも同様でカーショーら左腕が豊富な上、すでに先発5番手までは決まっていますからね」

 それでもボラス氏が指摘するように、左腕の菊池には十分なニーズがある。先発投手の頭数が足りず、中でも左腕の補強が急務な複数の球団が手を挙げるのは必至だ。

「菊池にそれなりの条件を提示するとみられるのはジャイアンツです。ドジャースから引き抜いたザイディGMがチーム再建に動いている。来季で契約が切れるエース左腕バムガーナーのトレードがまとまれば、計算できる先発は2人だけになります。資金力のあるジャイアンツなら菊池を先発3番手として獲得に乗り出すのは十分に考えられます」(前出の友成氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も