クラブW杯レアル戦注目は鹿島安部 ドリブル突破を見逃すな
クラブW杯で欧州王者レアル・マドリード(スペイン)との準決勝を20日(日本時間)に控えている鹿島で要注目選手と言えば、準々決勝で3点目を決めた19歳MFの安部裕葵だろう。
高卒2年目の今季はJ出場22試合。東京五輪世代のU―19代表では背番号10を任せられている。
甘いマスクで「鹿島のチームメートDF内田を熱心に追い掛けていた女性ファンが、安部にどっと流れている」(マスコミ関係者)ともっぱら。
「持ち味は<先を見据えたドリブル>です」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。「準々決勝戦後に『僕は2枚目(2人目の選手という意味)を見ながらドリブルしている』と話していたが、目の前の相手を1人ずつ抜いていくのではなく、常に<ひとつ先の相手>を抜くためのドリブルを仕掛け、それが鹿島でも、U―19代表でも大きな武器となっている。次のレアルとの大一番でも、彼の鋭いドリブル突破は必見です」
注目の一戦は20日午前1時半キックオフだ。