大坂なおみ2019年の課題 “強力サーブ”磨けばトップ3入りも
グランドスラムの全米オープンを制した大坂なおみ(21)の18年は、計5115ポイントで世界ランク5位だった。いま以上にランキングを上げることは可能なのか。
「シーズン序盤から春先にかけて、結果が出なくても焦らないこと。7月のウィンブルドンくらいに照準を合わせて、武器のサーブを強化すれば期待できる」と、スポーツライターの武田薫氏がこう続ける。
「大坂の最大の武器はパワーであり、強力なサーブです。いま以上にサーブに磨きをかけてエースの数を増やせば、課題のレシーブにかかる重圧も軽減される。そうやってサーブを強化した上で、球足の速いウィンブルドン以降の大会を目標にできるかどうか。5115ポイントのうち、1000ポイントは18年3月のインディアンウェルズで稼いだもの。19年の同大会は優勝しなければポイントが下がり、プレッシャーもかかると思うが、たとえ1回戦負けで1000ポイントを失うことになっても10位のカサトキナ(3415ポイント)とは大きな差がある。焦らず長所を伸ばした上で、シーズン中盤以降を目標にできるかどうかでしょう」
そのあたりの手綱さばきも含め、18年の最優秀コーチに選ばれたサーシャ・バインの手腕にかかっているというのだ。